
この映画は、"イカとクジラ"というタイトルで、1980年代のブルックリンを舞台とし、多くの欠点を抱えた親子4人の悲喜を描いた家族劇です。
この"イカとクジラ"というタイトルは、別にそのまま海洋生物の物語をあらわしているのではなく、ある夫婦の仲を巨大なイカとクジラが激突する場面に重ね合わせてみた例えだと思います。
イカとクジラの激突シーンって、激しいけれどなぜか静かで頭脳的な戦いですから、人間の夫婦の問題とあわせて考えてみるとなんだか妙になっとくできます。
さて、この物語のストーリーは、インテリ作家バーナードと妻ジョーンが離婚を決意し、その両方の住居を往復することとなった2人兄弟。
そんな生活をしているうちに、今まで見えていなかった家族の問題があからさまに露呈され始めます。
そんなストーリーを知的に、そしてリズミカルに運んいくこの作品は、考えさせられる人間ドラマといったところでしょうか

当たり前のストーリーなのに考えさせられてしまう映画、なんかとってもきになりますね


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